日々のかけら

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お知らせ

突然ですが、この更新を最後にブログを閉めたいと思います。
書きたいこと、伝えたいことが薄れてしまって、どんどん更新も少なくなりました。
ブログを続けていく目的がない以上、続ける意味もないのかと……。
このブログを見てくださった方、コメントくださった方、感謝いたします。
哀しい時も、心配な時も、このブログで勇気をもらえました。

あと1月ほどはこのままにしておきますが、それ以降は削除しようと考えてます。
今まで、本当にありがとうございました。

ウサコ

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# by daily-fragment | 2018-08-28 13:53 | ありがとうございました | Comments(4)

新しいトートーバッグ

a0223782_10011436.jpgナイロンリュック、キャンバストート、布製ショルダーなど、黒いバッグを色々持っていましたが、くたびれた雰囲気になったり、持ちづらかったり、合わせづらかったりが出てきてるので、思い切って処分して、新しいものを買いました!
シンプルで使いやすい、大きめのトート。本来はステッチの色は黒なのですが、オーダーする
段階でブラウンベージュの糸に変更していただきました。
ステッチの色はものすごく考えました。
糸が黒だと、どうしてもシックになりすぎて、私の洋服の印象に合わず。
白だとカジュアルになりすぎるし、場合によっては安っぽく見える可能性も。
それでブラウンベージュの糸に決めました。出来上がりは想像通り!
適度に大人っぽく、カジュアルになりすぎない程度のステッチのアクセント。
ベージュやブラウンの洋服にも馴染んでくれそうな黒いバッグ。大満足!
しっかりしたレザーで多少重めではありますが、丈夫で長持ちすることは間違いなしなので、
そこは我慢(^^;
洋服は安くてもいいやと思えるところもあるんですけどね、靴とバッグはあまりにも安くても
ダメなんですよね。すぐ壊れる。
このバッグはそこそこ投資しましたから。大事に育てます(*^^*)

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# by daily-fragment | 2018-08-19 10:25 | 革製品 | Comments(2)

読書メモ 2018年7月

7月の読書は、たくさん読んだような、読んでないような…(笑)
好きだなと思える本はあったけど、ずっと心の残るような本には出会えなかったというのが本音。そういう時もある。
2018年の7月に読んだ本も、再読したときには、もしかしたらものすごく印象に残る可能性だってある。
自分の経験によって感じ方が変わる。そこも読書の面白いところ。


だれも話さなかった祖父の事 マイケル・モーパーゴ
主人公マイケルの祖父は戦争の犠牲となり心も体も傷付き、家族との関係は、複雑な感情が邪魔をしてぎくしゃくしていた。祖父はずっとずっと胸にしまってきた商船で航海中に攻撃をうけた時のことを、夏休みのある日、マイケルに話す。そこで二人は分かり合うことができた。孫のマイケルがおじいちゃんにどれだけの楽しさや安らぎをくれたか。おじいちゃんがマイケルに宛てた手紙を見て、涙をこらえられなくなってしまった。

■ネコはどうしてわがままか 日高敏隆
とにかく楽しい。ヒキガエルのオタマジャクシは敵に襲われると恐怖物質を出す、雌雄同体のカタツムリの交尾はたいへん、タガメの雌は悪女、ハイイロガンの人間ぽい恋愛事情、フユシャクという蛾の雌には翅がない、タヌキが交通事故に遭うのはなぜか…などなど。ユーモアを交えながらのやさしい文章で、生物の知らないことを教えてもらえる本。

■龍の耳を君に 丸山正樹
聾者の家族の中で育った元警察事務職員の荒井尚人は、事件の被疑者となった聾者の手話通訳をし、恋人のみゆきとその娘美和と暮らしていた。そんな中、美和のクラスメイトで緘黙症の少年英知に手話を教えることになる。そして、英知がある事件を目撃したと手話で伝えてきたのだった…。聾者の社会の中で起こっている問題は、なかなか私たちの耳に入ってこない。優しくない行政のルールに困っている聾者や家族も沢山いると思う。そういう方々を知る機会が増えればと願う。

■犬婿入り 多和田葉子
『ペルソナ』外国で暮らす中で、差別や偏見の目で見られたり、逆に見ていたり、そんなことを意識してしまうと、縮こまって狭い世界にいる感覚になりそう。ドイツ在住の多和田さんならではの描き方なのかもしれない。読み終わるとペルソナというタイトルがなるほどと思える。『犬婿入り』句点が出てくるまで長い。簡単に読ませてくれない文章が面白い。塾を開くみつこと子供たちの会話、母親たちの噂話、突然みつこの元へやってきた太郎との生活がなんだか可笑しい。

あめのひ サム・アッシャー
雨の日、ぼくは外に出て遊びたいのに、おじいちゃんは雨が止むまで待ちなさいって言うんだ……。雨粒、水滴、水紋、水鏡。水の表現がとても素敵と思える絵です。雨の日にバシャバシャして遊びたい気持ちも分かるけどね。大人はなかなか「いいよ」とは言えないよなぁ。後半、急な展開にちょっとびっくり。でも楽しそう。最後のページの「ぼく」と「おじいちゃん」がほのぼのとあたたかい。

■卵をめぐる祖父の戦争 デイヴィッド・ペニオフ
舞台は1942年、ナチス包囲下のレニングラード。窃取の罪で捕まった17歳のレフと脱走兵として捕まった20歳のコーリャは、秘密警察の大佐から卵1ダースを探してくるようにと任務を与えられる。レフとコーリャは命懸けで卵を探す。飢えと寒さに喘ぐ市民、ドイツ兵の性奴隷にされた少女たち、戦争の悲惨で残酷な描写は辛い。ドキドキさせられる見せ場も十分にあり、全体的には青年二人の冒険活劇といった印象。ただ下ネタがあまりにも多くて。ちょっとウンザリ。

発電所のねむるまち マイケル・モーパーゴ
怪我の手当てしてくれたことがきっかけで、主人公のマイケルはペティグルーさんと仲良くなる。ペティグルーさんは、湿地の中で客車を改造した素敵な家にロバや犬、雌鶏と暮らしていた。しかし、その湿地に原子力発電所を建てる計画が持ち上がり…。ペティグルーさんの宝物と一緒に沢山の生物、美しい景色が犠牲になり、都市に暮らす人のための電気を作る。それが正しいことなのだろうか。原子力発電所は本当に安心、安全で、必要なのか。壊してしまった自然が蘇ることはないのだともっと深く感じなければと思った。

■アリスの不思議なお店 フレデリック・クレマン
ファンタジーですごくお洒落。文章は雰囲気を読んで楽しむ。コラージュみたいな表現も素敵です。アンティークとか、ヴィンテージとか、そういうものが好きなお友達にプレゼントしたら喜んでくれそう!「星の王子さまの影」「かたつむりの王宮の残骸」「野生のピアノ狩りに使う塩入れ」「キリンの花々」が好き。夢の世界を満喫しました。

■怪談ー不思議なことの物語と研究 ラフカディオ・ハーン
怪談というタイトルからすると、四谷怪談、皿屋敷、牡丹燈籠、もしくは稲川淳二さん的なものを想像してしまう。ハーンの怪談は奇譚くらいな感じでもいいほど。あまり怖くない。ハーンはこういった日本の不思議なお話をどのように感じ取ったのか。仄暗い怨念のようなものは日本特有の雰囲気的表現だろうに。とても面白く描いたと思う。平井呈一さんの訳も素晴らしい。

■ムギと王さま エリナー・ファージョン
面白い発想のお話が多いなぁという印象。お話の展開もちょっと予想外だったり、突拍子もない設定だったり。今までに読んだことのないタイプの童話かも。シンデレラ、白雪姫、眠り姫などの物語を子供の頃からずっと読んできて、お姫様も王子様も、結婚相手を選ぶのにそれでいいのか?と考えることしばしば。でもこの物語には、それなりに納得のいく恋の時間があって、ロマンティックに思えた。ちょっとコメディータッチなところや、寓話的な描き方もあり、1冊で色々楽しめる本でした。

どろんこハリー ジーン・ジオン
子供の頃から読んでいた絵本。自分の家にあった絵本ではなく、通っていた病院に置いてあって、行く度に読んでいた。小学1年生の時に、自分が使う教科書に載っているのを見て喜んだのを覚えている。それから、色々な場所で見つける度に読んでいた。図書館、カフェ、友達の家、書店などなど。そんなにしょっちゅう読むのなら…と去年からシリーズ3冊を買い揃えた。でも手に入れていつでも読める状態になったら「見つける度に読む」というのが、楽しかったのかもしれないなぁとも思う。

うみべのハリー ジーン・ジオン
オレンジとグリーンの色彩の絵を見ると、なんとも懐かしい気持ちが湧いてくる。初めて読んだ時のワクワクを思い出す。それと同時に大人として読んでる自分もいて、この家族ってけっこう酷いよな…と思ってしまうのである。物語そのものは、大人として純粋に楽しめなくなったのは仕方がない。それでも絵はいつも新鮮に楽しめている。ハリーや人間たちの表情、動き、デザイン的なセンスが好き。最後のページはいつもホッとさせられる。この最後「よかったね」で締めくくられる幸せな感じがいい。

ハリーのセーター ジーン・ジオン
おばあちゃんから誕生日のプレゼントに薔薇の模様のセーターをもらったハリー。だけどハリーはそのセーターが気に入らない。あの手この手で捨てようとするが……。3冊の中でこのお話が一番面白いかも。おばあちゃんを悲しませるようなことにならなくてよかったよ。最後のページは今回も幸せ。夏に読むとちょっと暑苦しいので、冬に読む方がいいな。

■まほろ駅前番外地 三浦しをん
まほろ市で便利屋を営む多田と、多田のところに居候している行天の物語第二弾。多田と行天のお話の他、便利屋の客を主役にしたお話も。読み始めて前作よりも多少大人しめだろうか…と思ったけど、多田と行天の二人、便利屋の客たちの物語はリアルな人間臭さと温かさを感じられて、読み終えた時には充実していた。ほどよく人情味があったり、可笑しみがあったり、変に演出し過ぎないところがいい。

■まほろ駅前狂騒曲 三浦しをん
まほろシリーズ完結編。4歳の女の子「はる」を預かることになった多田と行天。子供の扱いに不慣れな二人だったが、はるの無邪気さに触れることにより、ずっと抱えてきた心の凝りがほぐされていく。生きることに投げ遣りだった多田も行天も、誰かから必要とされ、人と繋がり、自分の中の幸せが少しずつ見えてくる。二人とも成長したんだなぁ。読み終えた時は、なんだかホッとした。そして寂しくなってしまった。本当にこれで完結?諸々、気になるところがあるんだけど。もっと二人を見たいと思わせてくれる作品だった。

■海の仙人 絲山秋子
大人のメルヘンという感じ。河野はかりんと愛を育むことができたのだろうか?かりんは河野と最後までいられて幸せだったかな?片桐だけなぜファンタジーを知らなかったのか?理解できる部分も、共感できる部分もあるのに、掴めそうで掴めない。飲み込めそうで飲み込めない。フワフワ浮いてるような気持ちで読んだ。愛も孤独も人それぞれ、自分で選んで生きていくしかない。哀しく切なくても、前向きな雰囲気が感じられるお話だった。

スイミー レオ・レオニ
ちいさなさかなスイミーの大冒険。仲間たちがみんな食べられてしまい、逃げて逃げてスイミーだけが助かった。それがきっかけで海の底の様々な生き物たちの存在を知り息吹を感じ、スイミーは勇気を身につける。赤いさかなはスタンプ?海藻はレースペーパーを使ったのかな?大胆なタッチが面白い。ひとつだけずっと疑問に思ってること。「うなぎ」と訳されてるところの絵は、私にはどう見ても「うつぼ」に見えるんだけど…。

■通い猫アルフィーと海辺の町 レイチェル・ウェルズ
通い猫アルフィーシリーズ第4弾。ちょっと辛口になってしまいますが…今までのシリーズは、人間たちの抱えるシリアスで現実的な問題を、猫の視点で上手く語られていて、事件も複数あり、ひとつひとつ丁寧に解決されてた印象です。でも今回は、事件の発端も、解決の過程も、400ページ近くもある本なのにコレなの?と思ってしまった。エドガー・ロードの猫たちがほとんど出てこなかったのもがっかり。好きなシリーズだったのに残念です。

■空の辞典 小河俊哉
息抜き本。気が向いた時に、気が向いたページをめくって見る。写真の美しさはもちろん、言葉の美しさも感じられる。気象現象にはこんなにも沢山の名前があるんだ。こんな名前を付ける日本人の感性っていいなぁと思えます。この雷鳥社のシリーズ、楽しいので少しずつ買い集めたい。

■草の辞典 森乃おと
見たことあるけど名前を知らない、名前は知ってるけど姿を知らない。そんな植物を知るために買った本。花のしくみ、草のしくみが簡単に説明されていたり、草花に纏わる言葉、草花の活用法なども載っていて楽しい。最近は、道路も舗装されているところがほとんどで、自分の住む地域で道端の植物に触れ合う機会もだいぶ減ってしまったけれど、一生懸命に生きてる植物を、みつけられるようになれたらいいなと思う。

■あやかし草子 千早茜
鬼、人間を化かす動物、天狗、龍、幽霊、座敷童のお話6編。初めて読んだのにどこか懐かしさを感じさせる。全体的に仄暗い妖しさを漂わせつつも、読み終えた時は意外にもすがすがしく温かい気持ちになった。「ムジナ和尚」「天つ姫」「機尋」が好き。どのお話も、人と人ならざる者が心を通わせていく過程は、細やかに美しく表現され、感動すら覚える。

■タマゴマジック 恩田陸
地方新聞の河北新報で連載されていた『ブリキの卵』を本にするにあたり、書下ろしたと短編、不思議なことを綴ったエッセイなども収録。都市伝説を題材とし、ノンフィクション風に描いた短編。知っている場所が登場するので、想像しながら読むのは楽しいけれど、仙台を知らない人にとっては、退屈な内容かもしれない。震災の事と、慶長遣欧使節のことを絡めて書いてあるが、どうもしっくりこず心に響かなかった。

■きりこについて 西加奈子
両親に蝶よ花よと育てられた「きりこ」は、自分がぶすであるとは思わずに生きてきた。でも初恋の人こうた君に「ぶす」と言われ、自分の容姿に悩み、引きこもりになってしまう。そんなきりこの傍らにい続けたのは、小学校の体育館裏で拾ったラムセス2世と名付けられた猫だった……。日本人は、自己肯定感が低い。特に容姿に関しては(自分も含め)気にしすぎのところがある。自分の容姿、生き方に自信が持てない、自分の虚栄心に苦しんでいる、そんな時、力になってくれる作品だと思う。「生きる」ことがすごく伝わってきた。

■西洋菓子店プティ・フール 千早茜
東京下町の商店街にある洋菓子店プティ・フールを中心に描かれた連作短編。宝石のような洋菓子が沢山出てくるけれど、人間模様は甘くない。婚約しているのに心から甘えることが出来ず、どこか遠慮しがちな恋愛をしていたり、片思いから抜け出せなかったり、不倫している夫に踏み込めないでいたり、心に秘めてることがあったり…登場人物たちは皆ちょっと苦い思いを抱えてる。若い登場人物たちは、経験や年長者の言葉から様々なことを学び、一歩ずつ成長していく。年長者の言葉は変に説教くさいところもなく好感が持てた。

■藤田嗣治 手紙の森へ 林洋子
藤田嗣治が描いた絵手紙は、相手を楽しませようとする気持ちが伝わるようです。油彩で描かれたものとは違う、ラフなタッチや色使い、文字すらデザインされているかのように、全体のバランスがかっこいい。漫画風なユーモア、びっくりするような発想、個性あふれるセンスです。藤田の絵はパリの街角を描いたものが好きなのだけど、この本に収録の絵手紙もとても惹かれます。

■絵本の冒険「絵」と「ことば」で楽しむ
実際に「絵本」を作ることに携わっている人が、「絵本」を語っている本。五味太郎さんと荒井良二さんの対談、絵本の書き方、絵本の種類のことなど。ブルーナの「うさこちゃん」シリーズを2010年にリニューアルした時にオリジナルで「ウサコズフォント」を作ったという話には驚いた。林明子さんの「はじめてのおつかい」を細かく、考察、解説しているのも興味深かった。

■100歳の少年と12通の手紙 エリック=エマニュエル・シュミット
余命僅かの10歳の少年オスカーは、病院ボランティアのローズさんの勧めで、神様に手紙を書くことにする。ローズさんとの交流や、自分の心の内を神様への手紙にすることで、オスカーは少しずつ死への準備をしていく。死に対して誰しもが持ってる不安や恐怖を、少しでも和らげるような言葉は沢山みつけられたと思う。最後のローズさんの手紙は胸が締め付けられる。

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# by daily-fragment | 2018-08-02 09:26 | | Comments(0)